卒業は応援歌というより決意表明みたいな一曲だよね。
本記事では、高橋優のファン歴10年以上の観点から、こんな内容を解決するよ!
- 卒業ってどんな曲?
- どんな時に聴く曲なの?
- 歌詞の意味を知りたい
「いつか悲しみから卒業できる」という願いを込められた卒業ソング
シンガーソングライター「高橋優」の前に進む勇気をもらえる一曲「卒業」について解説します。
弱い自分から卒業して、これから大空を羽ばたいていく人へ唄った歌詞に注目です。
卒業は過去の悲しみから抜け出せない人の背中を押してくれる
高橋優は秋田県横手市出身のシンガーソングライターで、主に音楽活動を中心に活動する他、CMやTVドラマ・映画などのメディアでも活躍されています。
卒業は2012年1月18日に発売された、高橋優の6枚目のシングルとしてリリースし、オリコンシングルランキングでは9位を記録しました。
これはメジャーデビュー以来、シングル初のTOP10入りの快挙となりました。
表題曲はTBS「CDTV」1月度オープニングテーマやJR東日本「SLに手を振ろう!!」~沿線スマイルプロジェクト~」キャンペーンソングに起用されました。
卒業は過去の悲しみから抜け出せない人に向けて、過去の悲しみから卒業して、新しい一歩を踏み出してほしいと唄った一曲!
卒業はこんな人に聴いてほしい!
卒業はイントロのキーが低く始まり、徐々にキーが高くなるところは、低いところから大空に羽ばたいていくような、光景が脳裏に浮かびます。
もし、あなたがこんな境地に立っていたらぜひ聴いてみてほしい!
- これから卒業して社会に旅立つ人
- 弱い自分から卒業した人
- 大切な人と別れてしまった人
これから大空に羽ばたいて行く人へ、エールの想いが込められています。
卒業には心の奥底まで届くメッセージ性のある歌詞が、聴き手の心を揺さぶられます。
まるで高橋優が「卒業」と「これから」のあなたを祝福してくれるような一曲!
卒業の制作秘話
卒業を制作されたきっかけは、シングルが発売された前年の2011年4月でした。
若者を中心に大きな支持を集める人気ラジオ番組のTOKYO FM系「SCHOOL OF LOCK!」で、高橋優が生出演したことがきっかけで生まれました。
当時は東日本大震災から1ヶ月後の放送ということで、「今のみんなの“ほんとのきもち”をぶつけてほしい!」とメッセージを募集しました。すると、全国のリスナーから今を抱える想いがたくさん寄せられました。
高橋優は番組パーソナリティのとーやま校長、やしろ教頭から声をかけられて「このみんなの思いを持ち帰って曲にしてほしい」とリクエストされます。
ラジオ終了後、高橋優は全てのメッセージを持ち帰り、その1つひとつに目を通しながら卒業を制作しました。
当年に全国ツアー「高橋優2011秋の全国ツアー~誰がために唄う優」の初日公演のMCで卒業について語っています。
「今自分たちがいる場所が暗闇だとしても、少しずつ光の方へ前進していて、いつか悲しみから卒業できる、そんな思いを込めました」
引用: 高橋優、SCHOOL OF LOCK!で生まれた「卒業」シングル化 - 音楽ナタリー
歌詞の意味・解釈と考察
高橋優が歌う「卒業」とは、いったいどんな曲なんでしょう?
この曲の歌詞に秘めた想いを見ていきましょう!
大切な人を亡くして生きる希望が無い
愛する人よどうか 顔上げてくれないか?
引用:高橋優「卒業」
あなたの悲しみは 計り知れないけれど
頼る宛も無くて 行き先も曖昧で
何が正しいんだか よく分からないけれど
愛する人を亡くしてしまい、悲しみに暮れる日々。想いがこみ上げて思わず「顔を上げてくれないか」と声をかけます。
亡くなった人の悲しみは計り知れないけど、「自分はどうやって生きていけばいいのか?」と自分も同じくらい辛いんだと弱音を吐きます。
「あなたのいない世界に、生きる希望はない」と考えてしまい、もう何が正しいのか分からないと途方に暮れます。
この歌詞は一人の主人公が大切な人を失って「これからどうすればいいのか分からない」と悲しみの情景を表しています。
鮮やかな想い出に浸る日々
振り返る景色に 鮮やかな想い出と
引用:高橋優「卒業」
失くした風景たちを蘇えらせて
悲しみに暮れる
主人公は亡くした大切な人と過ごした、たくさんの楽しい想い出に浸る度に、悲しみに浸ってしまう日々に暮れます。
この歌詞から、主人公が現実を受け止められず、過去の想い出に浸っていることが分かります。
悲しみに暮れる日々から卒業しよう
過去から卒業のとき
引用:高橋優「卒業」
僕らの目の前には ほら
どんな昨日さえも敵わない
新しい「今」があるから
この歌詞は卒業で伝えたい一番のポイント!
弱い自分に負けそうになるし、立ち止まることもあります。ですが、過去の悲しみから卒業しないと先には進めません。僕らの悲しみを置いて、時間は止まることなく、すぐに明日がやってきます。
悲しみの現実を受け止めて少しずつ前に進んでいけるなら、きっと生きる希望が見えてくるはず。
過去の悲しみから卒業して、少しずつ前に進んでいこう。
あなたと出会えてよかった
巡り合えてよかった
引用:高橋優「卒業」
あなたと出会えてよかった
どんなに堪え難い今日という日でも
幸せと呼べるよ
ラストサビの歌詞では、主人公が過去の悲しみから卒業できたことが分かります。
あなたがきっといろんな苦労・挫折を乗り越えてきたように、人生は苦労・挫折の連続です。
一つの困難を乗り越えたのに、また次から次へと新しい困難が立ちはだかっても、少しずつ光のある方へ歩いていけると決意します。
大切な人と過ごした日々は、幸せだったと過去に浸ります。
誰にもいろんな悲しみを抱えて、今を生きているからこそ、この歌に心を動かされるのです。
過去の悲しみから卒業して、新しい一歩を踏み出す勇気をもらえる
高橋優は「卒業」を通じて、過去の悲しみから抜け出して一歩前に踏み出す勇気をもって欲しいとエールを贈っています。
ミュージックビデオでは、2011年に行われた全国ツアー「高橋優2011秋の全国ツアー~誰がために唄う優」 にカメラマンを同行し、ライブツアーのドキュメンタリー映像になっています。
高橋優の生き様が表れている作品になっているので、今すぐミュージックビデオをチェックだ!
ぜひ「卒業」を聴いて、過去の悲しみから卒業して大空へ羽ばたいて行こう!