- 人前で自分の考えを主張できない
- 提案することに苦手意識を持っている
- 提案を受け入れてもらえるコツを知りたい
取引先での打ち合わせや会議など、人前で自分の考えを主張したり提案したりするのが難しくて嫌になる…
会議のたびに「伝えたいことが上手く伝わらなかった」と反省している方のために、ビジネスシーンで役立つ話し方をしっかり身につけましょう!
話し下手でも、相手に伝わる話し方で結果が変わる
会議では自分の意見を明確に伝えなければなりません。
ですが、人前で自分の考えを主張したり提案したりするのが難しい方も多いですよね。
- 伝えたいことが上手く伝わらなかった
- 言いたいことをきちんと言えなかった
- 提案を受け入れてもらえなかった
と、会議の度に反省している方のために、今回は会議でしっかり相手に伝わる話し方を解説します。
日常生活の話し方とは違う、ビジネスシーンや会議、プレゼンで役立つ話し方をしっかり身につけましょう。
会議で自分の意見を伝える話し方3つのポイント
会議では発言が求められると同時に、その発言を理解、納得してもらう必要があります。
発言しないままだと「意見がない人」「仕事に対して前向きでない人」という印象を持たれてしまい、評価にも影響します。
話す内容、話し方の双方を意識して、きちんと伝えられる練習をしましょう。
- 一度の発言で伝えたいポイントは「1つ」だけ
- 口角を上げてリラックスする
- 焦らずに「間」を意識する
一度の発言で伝えたいポイントは「1つ」だけ
頭の中にいろいろアイデアがあっても、一度の発言で伝えたいポイントは1つに絞りましょう。
あれもこれもと発言すると、結局何が言いたかったのか、一番大切なのはどの部分かがぼやけてしまいます。
「この件につきましてはこう思います」と、まずは一番伝えたい点を1つに絞りましょう。
どうしても複数ある場合は「この件にはメリットとデメリットがあります」などと先に伝えたいことが複数あることを明確にした上で本題に入りましょう。
口角を上げてリラックスする
発言自体に緊張してしまう方は、発言だけに集中せず、口角を上げることを意識してみてください。
口角を上げると好印象に見えるだけでなく、口回りの筋肉がリラックス状態になります。
言いたいことはまとまっているのに本番でどもってしまう、滑舌が悪くなってしまうという事態を防げます。口角を上げた状態で発言すると表情が豊かに見えて、相手も興味を持ってくれます。
とくに画質によっては表情が見えにくくなるリモート会議では、いつもより意識して口角を上げましょう。
焦らずに「間」を意識する
発言するときは焦らずに「間」を意識することも大切です。何か発言しなければ、相手を納得させなければと意識するあまり早口でまくし立てていませんか?
早口では
- 何を言っているか聞き取ってもらえない
- 余裕がなさそうに見える
- 聞き返されてストレスを感じる
などのデメリットが大きくなってしまいます。発言と発言の間に「間」を置くことで、相手は発言を理解しながら聞き進められます。
また、発言を聞いている相手が一番集中できるのは、発言者が黙っているときの沈黙の間です。重要な発言の前に間を置くことで、一層集中した状態で意見を聞いてもらえます。
プレゼンで自分の提案を受け入れてもらえる3つのコツ
プレゼンでは自分の企画や商品、サービスを上司やチーム、取引先、顧客に提案し、受け入れてもらわなければなりません。
どんなにいい企画や商品、サービスでも、プレゼンが下手だと採用されず、成績に結びつきません。
プレゼンでとくに意識したい話し方のポイントを3つ紹介します。
- 数字を付け加えて具体的に説明する
- 体験談や実例を交えて説明する
- 相手が悩んでいるポイントを理解する
数字を付け加えて具体的に説明する
商品やサービスなどの説明をするときは、数字を付け加えて具体的に説明しましょう。
たとえば、自社のソフトを売る場合、
- 「このソフトを利用すれば作業効率が大幅にアップします」
- 「このソフトの導入により、経理部の作業時間が月13時間分短縮されました」
と伝える方が説得力がありますよね。「大幅に」「非常に」といった言葉はインパクトがありますが、具体的な数字がなければ納得しにくいです。
体験談や実例を交えて説明する
商品やサービスを提案するときは自分の体験談や顧客の実例を交えて説明しましょう。
何か新しいものを購入するとき、ネットで「商品名 口コミ」と検索した経験がある方は多いですよね。
実際に利用した人の体験や実例は購入を検討しているアイテムの情報を見極めるために大いに役立ちます。
- 「実際に私もこの脱毛器を利用していますが、痛みもなく簡単なので使い続けられています」
- 「貴社と同じ製造業を行っている他社は、このシステムによって人件費を30%カットして利益を上げています」
など、体験談や実例はたくさんストックを用意する習慣をつけましょう。
相手が悩んでいるポイントを理解する
商品やサービスを売るためには、相手が何に悩んでいるのかをしっかり理解しなければなりません。やみくもに魅力やキャンペーン内容を伝えるだけでは相手の心に響くプレゼンはできません。
たとえば、ウォーターサーバーの販売なら「どの会社と契約するか迷っている」方と「料金が高くて躊躇っている」方とでは、解決策が大きく違います。
どの会社を選ぶか迷っている方には自社を選ぶことのメリットを伝えましょう。料金で悩んでいる方には割引クーポンやお試し期間の提案をすることで契約に繋がりやすくなります。
ただ自分の主張をまとめるだけでなく、相手とコミュニケーションを取りながら、悩みを聞き出すスキルも必要です。
コミュニケーションが取りにくいリモート会議の3つの伝え方
リモート会議は会社にいなくても、離れた場所にいてもリアルタイムで意見を交換できます。
便利ではありますが、対面ではない分相手の表情が読み取りにくい、音声を聞くのに必死になってしまう、コミュニケーションを取りづらいといったデメリットもあります。
リモート会議ならではの意識したい伝え方も確認しましょう。
- いつもより声のトーンは高めを意識
- 相手の発言が終わってから話し始める
- ゆっくり、メリハリのある話し方を心がける
いつもより声のトーンは高めを意識
声は高い方が聞き取りやすく、よく通るようになります。
リモート会議ではマイクにしっかり音声を拾ってもらわなければなりません。低い声でぼそぼそ話しているとマイクが音を拾いにくく、きちんと発言しているつもりでも伝わらない可能性が高いです。
普段より少し高めに、そして少し離れた場所にいる人に話しかけるくらいの声量を意識して発言しましょう。
相手の発言が終わってから話し始める
リモート会議では相手の発言が終わってから、自分の意見を話し始めましょう。
ビデオチャットツールは電波の関係で音が遅れてしまうことがあります。音声が聞き取りにくい上にタイムラグが発生し、余計に何を言いたいのかがわからなくなってしまいます。
発言する際はいきなり話し始めるのではなく「では私から」など、発言を聞いてもらえる空気を作ることも大切です。
ゆっくり、メリハリのある話し方を心がける
音声が聞き取りにくいリモート会議では、ゆっくり、メリハリのある話し方を意識してください。
ゆっくり話すことで聞き取りやすくなり、メリハリをつけることで自分の発言を印象づけられます。
- 一番伝えたいことを強調する
- 自分の感想を伝える
- 相槌などは軽やかに発言する
などの話し方を意識することで、強弱のある印象的な話し方ができます。
発言に集中してつい早口になってしまうという方は、発言しながらリモート会議に参加している人たちの表情を確認しながら話してみましょう。
理解してくれているか、聞いてくれているかがわかるだけでなく、うつむき加減でぼそぼそと喋っているという印象を払拭できます。
会議に効果的な話し方で、自分の意見を正しく伝えよう
会議に効果的な話し方を解説しました。会議では、ただわかりやすく伝えるだけでなく、
- 声の出し方
- 話し始めるタイミング
- 相手の話を聞く
ことも意識しなければなりません。やることが多くて大変ですが、一つひとつは難しいことではないので、できることから取り入れてみてください。
もし、一人では改善が難しいなら話し方教室で指導してもらいましょう。一人の講師が生徒と向き合い、自分では気づけなかったクセや、あなたに適したトレーニングでレッスンしてくれるのでおすすめです。
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対面の会議やリモート会議、プレゼンで相手に伝わる話し方をマスターして、あなたの考え、主張を最大限業務に活かしましょう!